歯周病

歯周病専門医と指導歯科衛生士が在籍する数少ない歯科医院

「歯周病専門医」と「指導歯科衛生士」が在籍する数少ない歯科医院広島すとう歯科・歯周病クリニックでは、日本歯周病学会の歯周病専門医である院長日本臨床歯周病学会の指導歯科衛生士が中心となって歯周病治療を行います。
この2種の有資格者が揃う当院では、問診から診査、診断、治療、そして再発予防のためのメインテナンスまで、より専門的な知識・技術に基づいて、歯周病治療を進めていくことができます。

日本歯周病学会
歯周病専門医とは?

症例の提出、筆記試験を経て「歯周病認定医」の資格を取得したのち、2年間でさらに10症例を提出し、最後に症例発表を通過すれば「歯周病専門医」になることができます。
また、資格の更新のためには、臨床経験、学会などで常に新しい知識・技術を修得していく必要があります。
その取得・更新の難易度から、全歯科医師のうち1%程度のみが取得する資格です。

日本臨床歯周病学会
指導歯科衛生士とは?

日本臨床歯周病学会における「認定歯科衛生士」であり、累計8年以上の歯周病治療に携わり、さらに研修会への参加、一定以上の研修単位の取得を済ませている者が受験できる資格です。
指導歯科衛生士は、臨床における活躍はもちろんのことながら、歯科衛生士・認定歯科衛生士の教育・指導も任されます。

当院の歯周病治療の特徴

日本歯周病学会歯周病専門医の院長、日本臨床歯周病学会の指導歯科衛生士が中心となり、以下のような専門性の高い歯周病治療を実践していきます。

科学的根拠に基づいた
お一人おひとりに最適な歯周病治療

科学的根拠に基づいたお一人おひとりに最適な歯周病治療近年、自費診療ものを含めると、実にさまざまな歯周病の治療法が登場しています。しかし、そういったものの中には、中期的・長期的な予後が確認されていないものも存在します。
当院では、あくまで基本に忠実な、科学的根拠のある治療をご提案し、患者様のお口の状態に合わせて行っていくことを心がけています。

重度の歯周病治療にも対応可能

重度の歯周病治療にも対応可能基本的な歯周病治療だけでは改善しない場合、歯周外科治療(フラップ手術)、歯周組織再生療法などを駆使した重度歯周病治療にも対応することができます。
外科的な技術、正しい知識、経験が求められる専門的な治療です。

重度歯周病治療について詳しくはこちら

できるだけ歯を抜かないための
歯周組織再生療法

重度歯周病治療の一環として行う「歯周組織再生療法」とは、歯周病によって溶けてしまった顎の骨の再生を促す治療です。
患者様の大切な歯をなんとかして残すための、最終手段と言えます。
他の歯科医院で「抜歯するしかない」と言われた場合にも、歯の保存をご希望であれば、ぜひ一度当院にご相談ください。

歯周組織再生療法について詳しくはこちら

このような症状でお悩みでは
ございませんか?

このような症状でお悩みではございませんか?

  • 歯茎の出血、腫れ
  • 歯茎が真っ赤、紫色、黒ずんでいる
  • 口臭が気になる
  • 膿が出る
  • 歯が長くなった、歯茎が下がった
  • 歯間が広くなった
  • 歯茎がムズムズする、痛む
  • 歯がグラついている

歯周病は、ほとんど症状なく進行します。中には、無自覚のまま進行を見逃してしまい、歯の脱落に至る場合もあります。
これらの症状が認められる場合には、すぐに当院にご相談ください。

歯周病の原因は?

歯周病の原因は、プラークに潜んでいる歯周病菌です。歯周病菌が出す毒素によって、まず歯茎に炎症が起こります。その後、ほとんど症状のないまま炎症が拡大し、歯周ポケットの奥深く、顎の骨にまで拡大します。
その他、以下のようなリスク因子が、歯周病の発症・悪化の原因となります。

口腔のリスク因子

  • 歯石の放置
  • セルフケアの不足
  • 歯並びの乱れ、咬み合わせの乱れ
  • 詰め物・被せ物・入れ歯の不適合
  • 歯ぎしり、食いしばり
  • 口呼吸

生活習慣などのリスク因子

  • 食習慣の乱れ
  • 喫煙習慣
  • 糖尿病、骨粗しょう症
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 女性ホルモンの変化
  • 遺伝

歯周病の進行

歯肉炎

歯肉炎炎症が歯肉に留まっている段階です。
ほとんどのケースで無症状ですが、歯茎の腫れ、ブラッシング時の痛みや出血などが見られることがあります。

軽度歯周病

軽度歯周病炎症が歯周ポケットに広がり、顎の骨が溶け始めた段階です。
歯茎の腫れ、出血などの症状が見られることがあります。ただこの段階でも、無症状のケースは少なくありません。

中等度歯周病

中等度歯周病炎症が歯周ポケットのさらに奥まで広がり、顎の骨が歯の根の3分の1ほど溶けてしまった段階です。
口臭、膿、歯茎の退縮などの症状が現れます。冷たいものがしみたり、歯がグラつくケースも見られます。

重度歯周病

重度歯周病さらに炎症が拡大し、顎の骨が歯の根の半分以上溶けてしまった段階です。
歯のグラつき、噛んだときの痛みなどの症状を伴い、最後には歯が脱落してしまいます。

歯周病治療の流れ

1歯周病検査・診断

歯周病検査・診断口腔内検査、レントゲン検査、CT検査、歯周ポケット検査、動揺検査などを行い、診断します。

2歯周基本治療

どの段階であっても、必ず取り組む基本的な治療です。

セルフケア指導

セルフケア指導染め出し液を使い、磨き残しの可視化をした上で、歯ブラシなどを使ったセルフケアの指導を行います。
歯周病の治療においては、セルフケアによるプラーク除去がとても重要になってきます。当院の歯科衛生士が皆さまの毎日のセルフケアの向上のお手伝いを致します。

スケーリング・ルートプレーニング

スケーリング・ルートプレーニング歯肉縁上の歯石を除去する「スケーリング」、歯肉縁下の歯石を除去する「ルートプレーニング」を、何度か通院しながら行います。

3再評価

歯周基本治療の効果を確認するため、再度歯周病検査を行います。
一定以上改善していれば、その状態を維持するため、メインテナンスへと移行します。

4歯周外科治療・
歯周組織再生療法

歯周外科治療・歯周組織再生療法再評価の結果が思わしくない場合には、歯周外科治療(フラップ手術)や歯周組織再生療法(エムドゲインなどを用いた)を行います。
この場合、CT撮影やレントゲン撮影を行ったうえで、適切な術式を選択し、ご提案します。外科的な処置に入る前には必ず患者様にご説明し、不安の軽減に努めます。

5メインテナンス

メインテナンス治療直後の良好な状態を維持するため、定期的にメインテナンスにお越しいただきます。
メインテナンスの間隔に関しましては、個々の患者様それぞれのリスクや状態に合わせて歯科医師、または歯科衛生士がご提案致します。

メインテナンスで歯周病の
再発防止を

メインテナンスで歯周病の再発防止をメインテナンスは持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行うことで、治療によって得られた良好な状態を維持し、再発を防止することを目的としています。
具体的には、歯周ポケット内の歯周病原菌は処置した後12週〜16週で下の細菌叢に戻る傾向があります。
そこで、悪影響を起こし始める前に、プロフェッショナルバイオフィルムコントロールを行うことが必要です。
治療によって得た良好な状態は、メインテナンスによって維持されるといっても過言ではありません。治療の終了は、同時にメインテナンスの始まりなのです。

歯石除去・歯のクリーニングについて
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歯周病Q&A

30歳ですが、これまで虫歯になったことがありません。症状もないのですが、やはり歯周病の検査を受けた方がいいのでしょうか?

現在、潜在的な数を合わせると、30歳以上の80%が歯周病だと言われています。定期検診に通っていないのであれば、一度検査を受けることをおすすめします。歯周病は、ほとんど症状なく進行します。歯周病でなかった場合も、引き続き定期検診・予防に取り組みましょう。

歯周病は、全身疾患との関連があるとききました。口の病気なのになぜでしょうか?

歯周病菌が歯周ポケットを介して血管に入り込み、全身を巡るためです。血管内でプラークを形成し、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、呼吸器疾患のリスク要因になると言われています。また、早産や低体重児出産のリスクを上昇させるという指摘もあります。

歯ぎしりがあると指摘されました。マウスピースを作ることをすすめられましたが、歯周病予防にも効果はありますか?

歯ぎしりや食いしばりは、歯周病のリスク要因となります。強い力がかかることで、歯茎や顎の骨の炎症が悪化するおそれがあります。また、歯周病だけでなく、歯の擦り減り、詰め物・被せ物の脱落の原因にもなりますので、その先生の仰る通り、就寝中のマウスピース(ナイトガード)の使用をおすすめします。
当院でも、就寝中に仕様するマウスピース、スポーツ用マウスピースをご用意しております。必要に応じて適切なマウスピースの作成を行いますのでご相談ください。

歯周組織再生療法を行えば、顎の骨は元通りになりますか?

歯周組織再生療法は、歯周病で溶けた顎の骨の再生を促す画期的な治療法です。ただし、症例によっては十分な効果が得られなかったり、適応外となることがあります。あくまで「最終的な手段」と捉え、まずは予防、そして早期発見・早期治療に取り組みましょう。「歯周組織再生療法があるから悪化しても大丈夫」と考えるのは危険です。

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