大人の歯がぐらぐらすると
自然に治る?治らない?
歯周病が重度にまで進行すると、歯がぐらぐらするようになります。ぐらぐらする歯を放置して自然に治るということはありません。
一刻も早く当院にご相談ください。早ければ早いほど、歯を残せる可能性が高くなります。
ぐらぐらする歯を動かすと…
もし、歯のぐらつきに気づいたときには、絶対に触らないでください。舌や指で触ったことで、歯のぐらぐらがひどくなったり、そのまま抜けてしまうことがあります。
日本歯周病学会歯周病専門医の院長が歯周組織再生療法などを駆使し、できる限りの治療をさせていただきます。
歯がぐらぐらする原因
~30代40代で
ぐらぐらすることも~
歯がぐらぐらする原因でもっとも多いのが、歯周病です。その他にも、いくつかの原因が考えられますが、いずれの場合も、早急な治療が必要になります。
歯周病
歯茎で起こった炎症が拡大し、顎の骨が溶けてしまう病気です。重度にまで進行すると、顎の骨は大きく吸収され、グラつくようになります。そして最終的には、脱落します。
歯根破折
事故、歯ぎしり・食いしばりなどによって、歯の根が割れた状態です。大きく削った歯、神経を取った歯は脆くなっているため、歯根破折が起こりやすくなります。
重度の虫歯
重度の虫歯によって炎症が歯の根にまで達すると、そのまわりの顎の骨が溶け、歯がぐらぐらするようになります。
外傷(亜脱臼)
歯をぶつけるなどして、亜脱臼してしまった状態です。
被せ物・土台の脱落
被せ物や、その下の土台(コア)が外れると、歯(被せ物)がぐらぐらします。
歯のぐらぐらを根本的に
治療するには?
歯がぐらぐらしたときには、応急処置ではなく、すぐに根本的な治療を行う必要があります。時間が経つと歯を失ってしまう可能性もあるため、一刻も早く、当院にご相談ください。
歯周病治療
歯周基本治療、歯周外科治療、歯周組織再生療法などを行います。
すぐに炎症が治まる、すぐにぐらぐらが治るという段階ではありませんので、地道な治療が必要になります。
歯根破折の治療
破折部位が浅い場合は、破折部までを引っ張り出して削ってから被せ物を取りつける「エクストリュージョン」などによる治療が可能です。
重度の虫歯の治療
根管を清掃・消毒して薬剤を詰める「根管治療」が必要になります。また、感染した歯の根を切断する「歯根端切除術」が必要になることもあります。
外傷(亜脱臼)の治療
ぐらぐらする歯を隣の歯を支えにして固定すれば、2~3週間での安定が期待できます。
被せ物・土台の治療
被せ物、土台の再接着が可能なこともあります。劣化している場合には、作り替えが必要です。
また、二次虫歯ができていればその治療も必要になります。