歯周病で口が臭い

口が臭いのは歯周病が原因!?

口が臭いのは歯周病が原因!?口臭の原因には、虫歯・歯周病といった口腔トラブル、鼻・喉・呼吸器の病気、食べ物・飲み物・喫煙などが挙げられます。
また、起床時、緊張時、空腹時などの唾液の分泌量の低下などによって口臭が強くなります(生理的口臭)。
このうち、治療が必要な病的な原因としてもっともよく見られるのが「歯周病」です。
日本では歯周病は、30代以上の約8割が罹患している病気です。

歯周病の口の臭いの特徴

口臭は、原因によってそのにおいに傾向があります。歯周病を原因とする口臭の場合、歯周病菌が産生する「硫化水素」や「メチルメルカプタン」といったガスのにおいがします。
感じ方には個人差がありますが、それぞれ、おおよそ以下のように形容されます。

硫化水素のにおい

  • おならのにおい
  • 腐った卵のにおい

メチルメルカプタンのにおい

  • 魚の生臭いにおい
  • 腐ったタマネギのにおい

口が臭くなる原因

口が臭くなる原因には、様々なものが考えられます。病的な原因としてもっとも多いのが、歯周病です。

歯周病

歯周病菌が産生する、硫化水素、メチルメルカプタンによって口臭が強くなります。
深くなった歯周ポケットは、歯周病菌にとって絶好の住処であり、また繁殖に適した場所になってしまいます。

虫歯など歯周病以外の
口腔トラブル

虫歯に侵された神経の腐敗、歯の根の膿は、いずれも口臭の原因となります。もちろん、食べカスが残っていると虫歯の有無に関係なく、口臭を招く原因となります。
その他、金属の詰め物・被せ物の腐食、入れ歯のお手入れの不足、口腔がんも口臭の原因となります。

食べ物・飲み物・喫煙

ニンニクやニラ、ネギ、アルコール、喫煙なども口臭の原因となります。口から直接的に、または消化・吸収されてから肺を介して間接的に、においを放ちます。

生理的口臭

起きてすぐ、緊張したとき、空腹のときは、唾液の分泌量・自浄作用が低下します。このような口臭を、生理的口臭といいます。

歯周病の口の臭いを治すには

歯周病の口の臭いを治すには歯周病を原因とする口臭がある場合、歯を磨いたりガムを噛んだり口臭対策グッズを使っても、その効果は一時的であり、また根本的な解決にはなりません。
もっとも重要なのが、歯周病治療です。
歯科医院での適切な治療によって口腔内の歯周病菌の数を減らすことができれば、硫化水素やメチルメルカプタンの産生も抑えられ、独特なにおいが軽減されます。

歯周病治療について詳しくはこちら

口臭は自分で治せる?
口の臭いの予防法

歯周病や虫歯を原因とする口臭の場合には、歯科医院でのそれらの治療が必要です。しかし、虫歯・歯周病がなくても、やはり口臭はできるだけ抑えたいものですよね。
こちらでは、病的な口臭ではないとうい前提でできる口臭の予防法をご紹介します。もちろん、歯周病や虫歯の治療中に取り組んでいただいても結構です。

丁寧なセルフケア

口臭は自分で治せる?口の臭いの予防法歯ブラシでの清掃はもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシ、洗口液などを活用して、丁寧にセルフケアを行いましょう。
セルフケアは、間食を含め、毎食後行ってください。睡眠中は唾液の分泌量が減るため、就寝直前、起床直後のセルフケアを追加するのも有効です。
1日1回の、舌ブラシの使用もおすすめです。

唾液の分泌を促す

唾液の分泌を促す唾液には、お口の中をきれいに洗い流す「自浄作用」が備わっています。
食べ物をたくさん噛むこと、キシリトール入りのガムを噛むことなどで、唾液の分泌を促しましょう。唾液腺マッサージも有効です。

口臭対策用のタブレット

口臭対策用のタブレット茶エキスが配合されたもの、ハーブが配合されたものなど、さまざまなタイプが市販されています。
においの強いものを食べたあとなどにうまく活用しましょう。

定期的な歯石除去・
歯のクリーニング

定期的な歯石除去・歯のクリーニングプラークが付着しやすい歯石は、定期的に歯科医院で除去してもらいましょう。
磨き残したプラークもきれいに取り除いてもらえます。3ヵ月に1回程度を目安に、定期的に受けることが大切です。

歯石除去・歯のクリーニングについて詳しくはこちら

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